研修メモ

大切なことを抜粋

主体的・対話的で深い学び = 探究型授業  重層の学び合い

桑折町授業研究会

令和元年7月12日(金)

秋田大学 阿部 昇先生の講演資料No45より

 

 

①  導入  学習課題(めあて)の設定

         ↓

②  展開  自力思考(子ども一人一人の取組)

       ↓   ↑

       グループの学び合い

          話し合い・意見交換、討論

       ↓   ↑

       全体の学び合い

    グループ発表→話し合い・意見交換、討論 

         ↓

③  終末  振り返り(まとめ)

 

   個 → グループ → 全体 で終わるのではなく

 

   一例として

   個 → グループ → 全体 → グループ → 個

   重層に思考させていくことが、深い学びとなっていく

 

 

 

 

「探究型授業」を構築するための指導要件  授業規律・学習規律

桑折町授業研究会

令和元年7月12日(金)

秋田大学 阿部 昇先生の講演資料No57より

 

(3)「探究型授業」を構築するための指導要件

  2)授業規律、学習規律の大切さ

 

① 教師の一つ一つの指示が、子どもたち全員に

  伝わり実行されているか。

② 一つ一つの学習活動が効率よく切り替えられているか

③ 教師の説明、指示、発問等の際に、子どもたち全員の視線

  を集めることができているか。

④ 教師は、子どもたち全員の視線を常に意識できているか。

⑤ 子どもたち全員が、教師の視線を意識しているか。

※教師と子ども一人一人との「アイコンタクト」の重要性

 

人として成長すると例外なく成績が伸びていく

PHP8No.855
「勉強の前にまず生き方を教える」より引用

人として成長すると例外なく成績が伸びていく。
「木村塾」の教室で目につくのは「人生の勝利の
方程式七ヶ条」と書かれた張り紙である。

第1条 自分から挨拶する。
第2条 "マイナス発言"は口にしない。
第3条 「お願いします」の気持ちで取り組む。
第4条 自分の能力・可能性に"限界ライン"を引かない。
第5条 高い目標を掲げ、地道な努力をやめない。
第6条 全てのことに感謝の心を持つ。
第7条 他人を喜ばせる、幸せにすることが
    自分の幸せだと考える。

「特に重視しているのは第7条の『利他の心』なん
です。利他とは利己の反対で、人の役に立ちたいと
いう心のことです。利己的な気持ち、自分の利益の
ために行動しているといずれ限界がきます。でも利
他の気持ちで人のために頑張ろうとすると、人間は
信じられない力が出るんです」

「木村塾」の塾生たちが、低い偏差値からトップク
ラスの学校に次々と合格していくのは、ほかならぬ
この「利他の心」が大きく作用しているのだという。

 

人間教育に携わる塾が、、、、

 

 

7/3 東成瀬スタンダードより

東成瀬スタンダード

一人一人の学習意欲を高め、思考を深める「授業コーディネート力」

3つに分類されている

 

1 授業に向かうための準備

2 授業改善ポイント

3 学習過程におけるコーディネート

 

1の中に4つの視点があるその内の1つめ

学年・学級づくり

① ゴールの姿をイメージする

  どんな力を身に付けた自分になっていたかをイメージさせる。

② 学年・学級目標をフィードバックする

  自分たちの授業スタイルを話し合わせ、各目標と連動させる。

③ 目指す学級像をデザインする

  自他の発言が認めてもらえる雰囲気づくりにつとめさせる。

④ 学び合いの姿をデザインする

  話し方や聞き方も含め、互いを認め合う姿勢を大事にさせる。

⑤ 個々の努力を認める褒める

  教師だけでなく、子どもたち同士でも褒め合うことを意識させる。

 

学びに向かうための準備も授業コーディネート力の一部として

力をいれているようです。

蓬田指導主事先生よりご紹介いただきました。

参考になります。大切なことだと思います。

 

6/13 校内英語科研修会

令和元年6月12日(水)6年生教室において

新学習指導要領全面実施に向けて

英語科について研修を深めました。

 

講師  英語専科推進教師 阿部 淳子 先生

 

新学習指導要領

Small Talk やりとり

 5年生  先生とやりとり

 6年生  友だちとやりとり

 

Activity  言語活動

 言語活動とは

 英語を通して本物の思いや願いを

 互いに伝え合うこと

 

 キーワード

 英語で考える・思考させる英語

 

かなり高度な英語を小学生に教えていく

ことになりそうです。

来年度から様々なことが新しくなってい

きます。

 

 

 

今日の風,なに色?

 

ここには教育の原点があると思いました。

 

引用 教室の窓VOL57 東京書籍

巻頭言 今日の風、なに色?  辻井いつ子 より

 

「今日の風は,なに色なの?」
まだ保育園児だった伸行に問いかけられたこの言葉を,私は今も覚え
ています。
伸行には,「小眼球症」という障害があります。生まれつき眼球が育た
ない障害で,光を感じることもできません。伸行に障害があるとわかっ
た時は,「なぜ,私の赤ちゃんがこんな過酷な運命を背負わなければな
らないの」と泣き暮らしたこともありました。けれど,そんな生活を続け
ていたら,伸行の将来も,私たちの生活も,めちゃくちゃになってしまう。
母親の私がまず現実と向き合い,強い気持ちで生きていかなければなら
ない。このころは,その一念で手探りをしながら子育てに励んでいました。
でも,ネットもなかった当時,すがるような気持ちで読み漁っていた
育児書には,「障害のある子をいかに晴眼者の社会に適応させるか」と
いう内容が多かったように思います。当時の私は,そういう杓子定規な
育て方に抵抗を感じ,なんとか「伸行が伸行らしく」生きられる子育て
方法を必死に探していました。
そんなときに出会ったのが,『フロックスはわたしの目─ 盲導犬と歩
んだ十二年』(文藝春秋)という本でした。その本には,著者である福澤
美和さんが盲導犬フロックスと一緒に,歌舞伎や展覧会を楽しむ様子が
生き生きと描かれていました。この本との出会いによって,「目が見え
なくても伸行には伸行なりの感覚や世界を持っているのだから,私はそ
れを広げていけばいいのだ」と気づかされたのです。そして,「伸行が
持っている感性,世界をもっと広げてあげたい」と願うようになりまし
た。「どうせ見えないから」とあきらめてしまうのではなく,花見にも
花火大会にも伸行を積極的に連れて行きました。
ある日,保育園からの帰り道,春風が吹いてきたとき,伸行が「今日
の風は,なに色なの?」と問いかけてきたのは,「伸行の世界が豊かに
なるように育てたい」と手探りしている真っ最中でした。ですから,伸行
の問いかけを聞いた時,心が震えるほどうれしく思いました。伸行の世界
が,風にも色がつくほど,色彩豊かに育ったということなのですから。
私は,わが子を育てるにあたり「伸行が彼らしく生きるには,どうすれば
いいだろう」とずっと考えていました。だから,目が見えなくても,いろい
ろな美しいものを見せて,伸行が興味を持ったスキーや乗馬や水泳も体
験させて,伸行の世界が豊かに広がっていくように親として応援してきま
した。伸行がピアノをやってきたのもその一つに過ぎません。伸行は音
楽が好きで,ピアノが大好きでしたから,伸行がピアノに打ち込めるよう
に親としてできる限りのことをしようと決め,応援してきただけなのです。
伸行の子育てを通して,子どもの才能を伸ばすには,その子と向き合
い,子どもの “ 好き” という気持ちを応援し続けることが大切なのだと
気づかされました。

 

 

よい環境

日本教育12月号 No.438 

巻頭 気持ちよく働ける環境をつくれば

   教職員はどこまでも前向き

   千葉市立大宮台小学校長 近藤義男 

より抜粋

 

= 一校長の立場ではどんなことを心掛けて

  学校経営をしていますか。

自分のみの回りにいる人たちにより良い環境を

つくり出していくことです。これは教育管理職

だけでなく、部活動の顧問や学級担任など「人

の前に立つ」すべての人が大事にしなければと

考えます。今、ここにいることがとても楽しく

充実し、自分の居場所がある、日々成長できて

いるーなどと実感できる「環境」があれば、教

職員は自然と学校をより良く変える方法を提案

しますし、部活動であれば生徒から練習内容や

在り方についても改善策が出てきます。よい提

案があれば、どんどん実現すれば良いし、失敗

したら管理職が責任を取ればいいのです。

 

・・・

 

= 教育関係者にメッセージをお願いします。

よい環境を作り出すには、とにかくたくさんの

入力体験をすることです。書籍でいえば、若い

頃は多読・乱読で構いません。でも、徐々に質

を高めていきましょう。質の高い入力にはコス

トがかかりますが、こうした経験をしておかな

いと、変化の激しい社会を見据えた教育を、日

々の授業で実現させることはできません。教職

は楽しいことばかりではありませんが、「ピン

チはチャンス」と前向きに受け止め、絶えず入

力し、楽しみながら歩んでいきましょう。

 

 

 

 

 

〇〇活動

 

小グループの学び合いの中で、

 

話し合い活動 自分の考えたことを相手に分かりやすく伝えあう。

聴き合い活動 それぞれの考えを認め合い、理解する。

 

傾聴も大切です。

 

 

 

 

メタ学習

 

日常の授業から、各教科の内容を学ぶ。

それと同時に、学ぶとはどういうことか

知識とは何かといった学習観・知識観

をも無意識のうちに学んでいる。

これらは、学習に関する学習のことであり

メタ学習といわれてる。

 

OECDの学力モデルでは、メタ学習は

重要な学力の側面としてきた。

学習を適切に自己マネジメントする資質能力

は「学びに向かう力」を構成する要素として

大切である。

 

 

学級掲示

T-navi Edu vol02より抜粋

 

200日以上過ごす教室環境の影響は多大

 

「担任は最大の教育環境」と言われる。それは

特に長い時間をともにする担任の言動が子ども

の成長に及ぼす影響が大きいことを表している。

教室環境は、その次に匹敵するほど、子どもの

成長に大きく影響する。守るべきことが掲示さ

れていれば、それは自然に心にすり込まれてい

く。作品に子どものよさや可能性を見いだすコ

メントが記されていれば、担任の子ども一人ひ

とりを大切に思う心が通じる。掲示物が整然と

並んでいれば、子どもの意識も整然とする。