研修メモ

よい環境

日本教育12月号 No.438 

巻頭 気持ちよく働ける環境をつくれば

   教職員はどこまでも前向き

   千葉市立大宮台小学校長 近藤義男 

より抜粋

 

= 一校長の立場ではどんなことを心掛けて

  学校経営をしていますか。

自分のみの回りにいる人たちにより良い環境を

つくり出していくことです。これは教育管理職

だけでなく、部活動の顧問や学級担任など「人

の前に立つ」すべての人が大事にしなければと

考えます。今、ここにいることがとても楽しく

充実し、自分の居場所がある、日々成長できて

いるーなどと実感できる「環境」があれば、教

職員は自然と学校をより良く変える方法を提案

しますし、部活動であれば生徒から練習内容や

在り方についても改善策が出てきます。よい提

案があれば、どんどん実現すれば良いし、失敗

したら管理職が責任を取ればいいのです。

 

・・・

 

= 教育関係者にメッセージをお願いします。

よい環境を作り出すには、とにかくたくさんの

入力体験をすることです。書籍でいえば、若い

頃は多読・乱読で構いません。でも、徐々に質

を高めていきましょう。質の高い入力にはコス

トがかかりますが、こうした経験をしておかな

いと、変化の激しい社会を見据えた教育を、日

々の授業で実現させることはできません。教職

は楽しいことばかりではありませんが、「ピン

チはチャンス」と前向きに受け止め、絶えず入

力し、楽しみながら歩んでいきましょう。