12月の第4学年算数科は、11月からの続きや1月に続く学習などがあり、3つの単元にまたがっています。
【小数のしくみ】









★「どちらが大きいか?」という問題では・・・
「一の位を見れば分かる。同じなら十分の一の位で分かる…」と説明していました。
★「どちらが5に近いか?」という問題では・・・
「6.78と9.51のような場合には、やっぱり一の位を見れば分かる」
「2.36と7.65だと、どちらが5に近いかすぐには分からない…」
「でも…こんな場合には『ひき算』を使って5との差で比べればいい」と考えていました。
*どちらの問題も、実際に計算して確認したり、隣の人に説明したりすることで理解が進んでいきました。
【変わり方調べ】








子どもたちは、表から様々な関係を見いだしていました。
・「横に見ると正三角形が1つ増えると、まわりの長さは〇㎝ずつ増える」
・「縦に見ると…〇〇になっている」など
この学習をとおして、「きまりはないか?」「どんな関係にあるか?」など、自分から規則性に着目して考えたり、発見したことを隣の人に説明したりする姿がたくさん見られました。
ここで素晴らしいことは(大事なのは)・・・自ら発見しようとしていたことです。
【小数のかけ算とわり算】




「小数のかけ算」の学習では・・・
・『0.3×6』の式を立てるにあたって:「整数と同じように『〇のいくつ分』だから、かけ算でいい」
・『0.3×6』の答えを求めるにあたって:「数直線を指さしながら、0.1が3×6個ある」
・『0.3×6』の計算をするには:「0.3を10倍して、次に3×6の計算をして、答えを1/10する」
などなど、方法や理由をしっかり考えていました。
そして、いざ筆算の仕方が分かると・・・教師が用意した問題を、いとも簡単に解くことができました。
← 朝、教室の黒板に書かれていた言葉
先週半ば、『オリーブの郷』の職員の方(本校保護者)から、うれしいご連絡をいただきました。
概要は以下のとおりです。
学習発表会後、本校2年生が『オリーブの郷』を訪問しダンスを披露したことに関してのこと。 感動した方(90歳の女性)が、誰にも言わず自ら2年生人数分の栞を作り、「子どもたちに何とか届けてほしい」旨を職員に伝えてきた。 ついては、「栞」とおばあちゃんが書いた「手紙」を届けに行くので、受け取ってほしい。 |
↓ いただいた栞


↓ いただいた手紙の内容の一部
去る10月24日午前中に元気のよい皆さんたちの訪問を受けて、そのときの感動が忘れることができなくて、今日は皆さんにお便りを書きました。 あの日の会場に皆さんたちが現れると、一斉に歓声が上がりました。待ち受けた拍手が大きく会場に響きました。私は涙もろく、目に一杯涙をためて、すぐ前に勢揃いした皆さんたちの顔がよく見えませんでした。 音楽に合わせて、皆さんたちの演技が始まりました。私たちは夢中でただ拍手を送るだけでした。 音楽に合わせて躍動する皆さんたちの演技に目を見張り感心するばかりでした。 ・・・・・略・・・・・ あの日皆さんたちの去られた後の会場では、ハンカチを目に当てて泣いていた人もおられました。誰だって皆さんたちの真剣に躍動された様子に感動しない人はおられなかったと思います。有難うございました。 最後に私からささやかな贈り物として栞を皆さんの人数だけ折りましたので、一枚ずつ貰ってください。私も日記帳にはさんで毎日使っています。 毎日その日の日記帳を捲る度、そして栞を目にする度、元気な皆さんのことを思い出しております。 ・・・・・略・・・・・ 皆さんたちから溢れんばかりの躍動感を貰ってから、年齢に拘わらずに生きていこうと思うことにしました。何かしら生きる力を貰ったように思います。嬉しく思っています。 何時かまたお逢い出来たらいいですね。ご機嫌よう |
※このお手紙は、とても達筆な文字で書かれていました。(難しい漢字もお使いになられ・・・感動)
届けていただいた次の日(12月20日)、それぞれの学級で子どもたちに「栞」と「手紙のコピー」を手渡しました。









おばあさんの思いを受け取ろうと・・・一点を見つめながら聴く子どもたち…
手紙を読みながら・・・感極まり目頭を熱くする担任…
手紙を両手で持ち・・・真剣な眼差しで文面に目をとおす子ども…
栞に込められた思いを知り・・・「お先にどうぞ…僕はどれでもいいから」と優しい心を表出する子ども…
栞を大事にしたいと・・・丁寧に丁寧に封筒に入れる子ども…
このとき、この空間には、余計な言葉はいりませんでした・・・みんな同じ気持ちでしたから・・・
また今回も、地域の方に子どもたちの「心」を豊かにしていただきました。心より感謝申し上げます、ありがとうございました。
ウクライナの子どもたちとの交流では、本校5年生が作成した「クリスマスカード」をウクライナに届けてくださる方にお渡ししたことは、すでに紹介したとおりです。
過日、本校児童に対して「クリスマスカード」をいただき、子どもたちに渡しました。




子どもたちは「クリスマスカード」を手にし、とても興味深そうに・・・。
海外を知る・・・いい機会となりました。



12月21日(金)、校舎を回っていると・・・第2学期最終日にふさわしい様子を見かけました。





教室の机や椅子の脚裏についた綿ごみや下駄箱の中の砂を取り除いたり、水拭きで拭いたりと・・・大掃除。
2学期、自分で使った場所に…感謝の気持ちを込めて・・・きれいになって、気分もすっきりですね。







通知票を受け取る場面では・・・担任の先生と握手。
しだいに「先生の手を強く握っちゃえば…」というつぶやきが・・・。
すると・・・先生の手を力いっぱい強く握ろうと試みる子どもが何人も。
でも、先生の表情は変わらず。そんな様子に・・・教室の中は、微笑みと爆笑が交互に。


通知票を受け取ると・・・2学期の成果と課題を自分の目で確認。とっても真剣な表情です。
・・・2学期、よく頑張りました。3学期も…一生懸命な皆さんを応戦しています。