大切な言葉

一日一言 教育理念

根っこ

東井義雄先生一日一言より

 

根っこ

 

見えないところで働いている根っこが

大木を養い、ささえている。

えんのしたの暗がりの中では土台石が

柱や壁や屋根の重みをしっかりささえて

がんばっていてくれる。

見えないところが見えるところをささえて

いるのである。

しかし、家や世の中の根っこ・土台石に

なれる人というのはめったにいないもの

である。

 

 

自分の欠点

東井義雄先生一日一言より

 

自分の欠点

 

他人の欠点は

誰にでも見える

しかし

自分の欠点が見える人は少ない

自分の欠点が見えるだけでなく

それに挑み

改めていける人となると

さらに少ない

 

 

 

心をこめた仕事

東井義雄先生一日一言より

 

心をこめた仕事

 

心をこめた仕事は

生きている

ゆかの上に

こぼれたバケツの水の飛びしずくを

あなたがていねいに

ふいてくれたことだって

ちゃんと

わたしの心の中に

生きている

 

 

 

信頼関係

東井義雄先生一日一言より

 

信頼関係

 

三センチの道幅だけあっても、自転車は走れない。

授業とは直接関係ないように見える教師と子どもの

信頼関係、これなくして授業も成り立たない。

 

 

答案

東井義雄先生一日一言より

 

答案

 

掃除は、人間が生活で書く答案だ。

自分がどれくらいのしろものであるかを示す

人間の答案が掃除だ。

 

 

 

太陽

東井義雄先生一日一言より

 

太陽

 

太陽は

夜が明けるのを待って

昇るのではない

太陽が

昇るから

夜が明けるのだ

 

 

あなたの仕事

東井義雄先生一日一言より

 

あなたの仕事

 

書いた字にも

そうじの跡にも

しぼったぞうきんにも

仕事のひとつひとつに

あなたが満ち満ちている

そういう仕事をねばり強く

やり続けることのできる人

 

 

聞くということ

東井義雄先生一日一言より

 

聞くということ

 

聞くということは

相手の存在を大事にすること

聞くということは

相手を理解すること

 

 

 

この子のおかげで

東井義雄先生一日一言より

 

この子のおかげで

 

「この子さえいてくれなければ・・・」

と考えたこともある子どもを

「この子がいてくれるおかげで・・・」

と位置づけたときから教育ははじまる。

 

 

人間 みな兄弟

東井義雄先生一日一言より

 

人間 みな兄弟

 

人間 みな兄弟

よろこびも 悲しみも

わけあって 生きよう

わけあえば よろこびは大きくなる

悲しみは 小さくなる

 

 

動作はことば

東井義雄先生一日一言より

 

動作はことば

 

していることで子どもはものを言っている。

Aちゃんは、ものは言わない。

しかし、その動作の一つ一つは美しいことばだ。

 

土づくり

東井義雄先生一日一言より

 

土づくり

 

ほんとうの人間らしい

よい子というのは

やはり

心豊かなあたたかい家庭という

「土づくり」の中で育つようだ

 

 

花いっぱい

東井義雄先生一日一言より

 

花いっぱい

 

花畑に 花いっぱい

心にも 花いっぱい

その心の花の種子も

タンポポの綿毛にのせて運び

村中

町中に 花を咲かせよう

 

 

教師顔

東井義雄先生一日一言より

 

教師顔

 

「ほんもの」でない自分に対して言わなければ

ならないことを、

私は教師顔をして他人に言い続けてきた。

 

授業の創造

東井義雄先生一日一言より

 

授業の創造

 

授業の創造ということは

テクニックの追求ではない。

教師が古い自分を切り捨てて

新しい自分を生み出していく

創造的な仕事である。

 

 

 

6/14 あいさつ

東井義雄先生一日一言より

 

あいさつ

 

先生方には、せめて子どもに負けないくらいの

生気ある朝のあいさつを、帰りには生気ある

明日の出会いを期待したあいさつを、お願いしたい。

 

 

6/13 意味というもの

東井義雄先生一日一言より

 

意味というものは

こちらが読み取るものだ

ねうちというものは

こちらが発見するものだ

すばらしいものの中にいても

意味が読み取れず

ねうちが発見できないなら

瓦礫の中にいるようなものだ