こんなことがありました

戦争と平和について考える(6年生)

 6年生は,町教育委員会から大木先生を講師としてお招きし,「平和学習」を実施しました。

 「戦争とはどいうものだろうか。」を学習課題として設定し,戦いと戦争の違い,太平洋戦争の経過,その加害と被害の状況,広島への原爆投下について,豊富な写真資料等をもとに詳しく教えていただきました。

 中でも,被爆者である沼田さんの肉声による原爆投下時の状況を聞く場面では,引き込まれるように聞き入っていました。子供たちは大木先生の問いかけに対して自分の考えを積極的に述べるなど,意欲的に学習に取り組んでいました。そして,自分なりの「戦争に対する考え」や「平和への思い」を持つことができました。

 

 学習のまとめとして,アメリカのギューリック博士が「過去に大人同士が憎しみ合ったとしても,子ども同士が仲良くなれば戦争は二度と起こらない。」という願いを込めて日本へ贈った「青い目の人形」を見せていただきました。この人形は日本へ12739体贈られましたが,敵国から贈られた人形ということもあり,大部分は焼却や処分され,現存するのは300体ほどだそうです。

 子供たちは,人形に込められた願いや人形が過ごした過酷な経過に思いを馳せ,「戦争の悲惨さ」「平和や命の尊さ」「平和を守る行動」「日々の小さな幸せのありがたさ」などについて深く考えることができました。

 大木先生は最後に,「戦争を知ることは平和を考えること。平和を守るためにはどうすればいいかを考え続けることが大切です。」とお話ししてくださいました。

 大木先生,ありがとうございました。