探究型授業研究会を行いました
2024年10月6日 09時23分10月2日(水)に、秋田大学名誉教授・東京未来大学特任教授 阿部 昇先生を招聘し、探究型授業研究会を行いました。
まず、1年2組の生徒達による社会科の授業を行いました。「なぜ、藤原道長は権力を握り続けることができたのか」という問いのもと、子供達は複数の資料を検討しながら、「自分の娘を天皇の妃にすれば権力を握り続けられる」「役職を自分の身内や一族で固めているから思い通りにできる」のように、その理由を考えることができました。
協議会では、グループでの先生方の協議の後、阿部先生から本日の授業についてのご意見と「主体的・対話的で深い学びを実現する探究型の授業づくり~「探究」のイメージをどこまで具体化できるか~」について、ご講話をいただきました。問いに向かって自分の考えをもち、進んで互いの意見を交流しようとしている生徒達の姿を価値付けていただくとともに、資料の読み方の順序や時間配分、もっとたくさんの意見を全体で交流することができたのではないか、などのご指導もいただきました。また、探究型の授業を成立させるための要件として、教師自身が探究型の授業を具体的にイメージすることはもちろんのこと、問いを深化させながら繰り返し対話することの必要性や、教師が必要に応じて生徒の気づきを促す助言をすることの重要性など、現在の教育課題に即応したお話をいただきました。
今回の研究会には、本校教員だけでなく、桑折町の小学校の先生方、伊達地区の小中学校の先生方も参加され、貴重な学びの機会となりました。この場を借りて、阿部先生、そして貴重な機会を提供していただいた桑折町教育委員会の先生方にも感謝申し上げます。本当にありがとうございました。