こんなことがありました!

指導主事の先生方に、「醸芳っ子の授業の様子」を参観していただきました!その4

 6年1組の理科「てこのはたらき」の学習では、1本の棒を使っておもりを楽に持ち上げる方法について考える授業でした。20kgのおもりを持ち上げさせた後、「一本の棒を使って楽に持ち上げる方法はないか」考えていきました。子供たちは、テーブルや椅子に棒を使って「おもりの位置」「力を加えるところ」「支えるところ」等、いろいろ動かしながら楽な持ち上げ方を見つけipadに記録してまとめ、発表することができました。20kgのおもりを楽に持ち上げ体感した驚きの「えー」が、きっと単元全体を通して追究意欲につながっていくことでしょう。

 6年2組は、国語科「対話の練習『一番大事なものは』」で、話すこと・聞くことの観点を明確にして、現在の自分の対話力を高め、考えを広げる時間でした。高学年になると話の聞き方も、「相手のよさを見つける」「相違点を比べる」「質問や感想を入れる」「メモを取る」「うなずく」等の力が必要になります。3人グループで、話す、聞く観点を明らかにしながら友達の発表を聞き、振り返ることで本物の力が身についていきます。学習のまとめの段階では「○○さんの発表を聞いていて、言葉を選んで話したり相手の気持ちを理解しようとしたりすることが大切だということが分かりました」等、今までの自分の対話の仕方を振り返り生かそうという感想が聞かれました。

 桑の実学級では、国語科「たのしいな ことばあそび (漢字のひろば 作家で広げるわたしたちの読書)」で、言葉遊びから語彙を増やす学習でした。9文字の言葉遊びカードから、担任と一緒に言葉探しをしましたが、ゲームのルールが分かると意欲的に取り組むことができました。他の学年の子は、与えられた場間面絵を見ながらワークシートに物語を自分の力で書き進めることができました。どの子も落ち着いて学習に取り組んでいました。

 かやのみ学級1組は、国語科「気持ちの変化を読み、考えたことを話し合おう(生活の中で読もう)(もののなまえ)」で、物語文の第三場面のごんの気持ちの変化を想像する学習でした。場面絵を見ながら、ごん気持ちを担任と一緒に考えワークシートに書いていきました。音読の仕方も上手で、学習課題にじっくりと取り組むことができました。他の学年の子も、音読や学習プリントに自分の力で取り組み、落ち着いた雰囲気の中で学習を進めることができていました。4月よりも、一人一人が自信を持って学習に取り組むことができています。

 かやのみ学級2組は、国語科「おもちゃづくりのせつめいをしよう ききたいな、ともだちのはなし」で、おもちゃ作りの材料や作る順序を声の大きさや速さに気をつけ話したり、聞いたりする学習でした。自信を持って笑顔で発表したり、自分で考えて相手に伝えようといつもよりも張り切る姿が見られたりして、楽しい雰囲気の中で学習することができました。クイズ形式を取り入れた学習意欲を高める工夫した授業で、子供たちは挙手して指名されてから発表したり、自分で作ったおもちゃの感想を聞いてお礼を言ったりとめあてを十分に達成することができ内容の濃い授業でした。

 要請訪問はこれで終わりですが、279名の子供たちの「学び」は未来へ向かって続いていきます。福島県教育庁県北教育事務所の指導主事の先生方、桑折町委員会教育長様、指導主事の先生方からご指導いただいたことについて、誠実に、丁寧に、そして着実に子供たち一人一人に関わり「確かな力」が身に付けられるように指導して参ります。改めて心より感謝申し上げます。

 これからも本校は「本物のあいさつ」「本物の学び」「本物の思いやり」「本物のチャレンジ」福島県内一の学校を目指します。

 そして、「本物を求めて輝く 醸芳っ子」となるように、教職員が一丸となって熱く取り組んで参ります。