こんなことがありました!

5年1組算数科「分数と小数、整数の関係」の授業研究を行いました!

 第4回校内授業研究会(全体授業)として5年1組算数科「分数と小数、整数の関係」の授業研究を行いました。「1リットルのジュースを3人で等分します。1人分は何リットルですか」の問いに、「1÷3=0.3333・・・です」「3分の1リットルです」という答えと考えをもとに授業を深めていきました。

 「2リットルのジュースを3人で等分します。1人分は何リットルですか」の問題だったらどのようにして求められますか」の問題に、子供たちは分数や図で考えました。

 「2÷3だから、割り切れない」「2リットルを3つに分けると6つに分けられ6分の2になる」「1リットルを3つに分け、一人分は3分の1になり、2リットルだからその2つ分」等、自分の考えを友達に納得してもらえるように発表しました。

 授業の考え方で面白かったのは、図で表したときに2リットルを6つに分け、その2つ分として縦に重ねて表した図がありました。しかし、「ジュースで液体なのだから1リットルを3分の1にわけ2つ並べて表した方が分かりやすい」と答えた子がいて、興味を引く授業となりました。

 4÷3の問題にも挑戦し、まとめの段階では「整数のわり算で、割り切れないときは分数で表す。割る数が分母、割られる数が分子になること」に気づきまとめることができました。

 田村先生からは、「教材で大切にする考え1÷3を意識させること」「新学習指導要領で大切にしている指導法ぐるぐる図の考え方を再確認すること」「T・Tの指導方法をさらに工夫すること」「話すこと、書くことの時間を分けて確保すること」等ご指導をいただきました。

 人数を制限しての教室での参観だったため、中・高学年の先生方はビデオで見ながらの研究協議会となりました。子供たちの表情や細かな見取りが難しいという反省点も出されたため、次回の全体での授業研究会の運営方法について改善をしていければと思います。

 279名の子供たちの「分かった・できた」という声と笑顔が聞かれるように、これからも本物の「授業研究」で、教師力、指導力を一層磨いて参ります。