こんなことがありました!

さぶやん文庫

本校図書室の一角には、「さぶやん文庫」という名の図書コーナーがあります。

ここには、「吉田 輝一 様」からの寄贈・寄付によりいただいた本を所蔵。

吉田さんは、東京のご出身で太平洋戦争当時、桑折町に疎開して小学生時代を本校で過ごされた方です。

また、「さぶやん」とは、当時、法圓寺の留守番で、郵便配達をしていた「新房三郎さん」のこと。疎開をした子どもたちにとても親切にされていたそうです。また「サブヤン」の愛称で、町の方に慕われていたとのこと。

吉田さんが、当時「さぶやん」に大変お世話になったそうで、その恩返しとして本を寄贈してくださり、「さぶやん文庫」という名前が付いたわけです。

 

さて、今回なぜ「さぶやん文庫」を取り上げたのかというと・・・

過日、「さぶやん文庫」について、取材をしたいというご連絡をいただきました。連絡してこられたのは「昭和館」。「昭和館」は、戦中・戦後の生活に関する歴史的資料・情報を収集・保存・展示している東京の施設です。

また、この取材依頼と同じ時期に「さぶやん」の娘さんである新房マスミさん、そのいとこの新房通善さん(元PTA会長)が、「さぶやん文庫」を見せてほしいと来校されました。

本校にゆかりのある方の思いが、今につながっていることを実感した出来事でした。

 

※ 「さぶやん文庫」については、『H29学校だより No.16』も併せてご覧ください。