9月16日(水)1校時に、創立記念式がおこなわれました。
【1学年代表児童:はじめの言葉】
【校長先生の話】
70年前の醸芳小学校児童の姿が、当時の本に掲載されていることなどを話されました。
第3位 上品で礼儀正しい子どもたち
第2位 頑張り屋で力を出す子どもたち
第1位 明るくはきはきしている子どもたち
はきはきしているとは、思ったことや考えたことを、はっきり話ができる事だそうです。
醸芳小学校は、1万人以上の卒業生がいます。
”
たくさんの協力者によって、今この学校が存在していることを、あなたたちも 教師も 地域の人々も忘れてはなりません。”
【講師として招きました大先輩にあたる佐藤善治さんからの話】
戦争当時の桑折町の様子やその頃の思いを話していただきました。
・ 学校の校庭は、全て畑になってしまったこと。
・ 金物類全て、戦争のために、持って行かれてしまったこと。
・ 昭和16年に小学校に入学して、昭和20年まで、学校では戦争に必要なことしか教育され
なかったこと。
・ 何もない時代であり、自分で工夫して竹馬を作ったり、戦艦ヤマトの絵が描いてあるめん
こで遊んだりしたこと。
・ 遊べる人はまだ幸せで、みんな自分の家の手伝いをさせられていたのがふつうだったこ
と。
・ 給食はないし、パン一つしか配給されないような時代だったこと。
”
三度のご飯を 当たり前に 食べられる幸せを 感じて欲しい。”
・ 苦しいことも、自分自身で楽しく考え、生活していたこと。
”
やれることをやれる時にやり、後悔しないで 学校生活を送ってほしい。”
疎開した子どもの話、かくれんぼの途中の空襲警報など、現在の生活からは想像できない話をたくさんいただきました。
【現在の校歌】
~佐藤さんの時代の校歌とは変わったそうです~
あらためて、意味を考えさせられます。
【6学年代表児童:終わりの言葉】
教育に 古いも 新しいも ありませんが、その時代や 世相に 求められる教育があります。
親の考え、 教師の考え、 様々で、 多様な考え方があることは、すばらしいと思います。
お互いを認め合いながら、
子どもも、大人も、皆が成長できる環境を
これからも、 学校も地域も つくっていけるといいですね。
以前に、HPにも載せましたが、職員室前廊下コーナーに、昔の校舎模型や写真が展示してあります。
本日から1週間程度は展示されていますので、どうぞご覧ください。