こんなことがありました

とっくりみたいな巣を発見!

 先日,校舎を巡視していたら,体育館の入口の高いところに「とっくり」みたいなものがくっついていました。調べてみたら,トックリバチの巣でした。刺されては大変だと言うことで,網でとりましたが,見かけと違い,非常に軽く触るとすぐに壊れてしまいました。そこで,このハチはどんな生態か少し調べてみました。
 ミツバチやスズメバチは集団生活をしますが、トックリバチは単独で生活します。一匹で巣を作り,その中に卵を産み,後で生まれてくる子どものエサとなるシャクガなどの幼虫数匹を入れ最後は入り口を閉じて終わります。幼虫は毒針によって麻痺させられた状態で仮死状態となり,孵化したトックリバチの幼虫に食べられる事になります。トックリバチは人間をむやみに襲う事はありませんが,刺されると痛みや腫れも酷く、処置を怠ると大変な事にもなるのでご注意ください。