こんなことがありました

「命の大切さを学ぶ授業」

 17日(水)に被害者に優しい人づくり事業として「命の大切さを学ぶ授業」が行われました。交通事故被害者遺族の大崎さんから講演をしていただきました。大崎さんは,今から18年前,集団登校をしていた小学生の列に飲酒運転の軽トラックが突っ込むという交通事故により,当時小学生1年生の長女を亡くされました。事故後,大崎さんは,飲酒運転の罰則を厳しくするため,他の交通事故遺族とともに全国で署名活動を展開され,平成13年11月の危険運転致死傷罪を新たにつくることを実現なさいました。 
 事故当日の様子,娘さんが好きだったこと,兄弟とのエピソード,事故の後の自分が置かれた状況等,つらいことを思い出されながら,目の前にいる中学生のためにお話をしてくださいました。一つ一つの言葉が重く,どんなに辛く苦しい思いをしたのか,しているのか自分なりに感じることができました。「命の大切さ」・・・よく耳にする言葉ですが,今日は本当にその意味を実感しました。
生徒の感想を載せます。
「命の大切さ」についてたくさん考えました。大崎さんの話を聞いていると涙が出てきました。いつどんなことがあるか分からないので,「命の大切さ」を忘れずに生活したいです。たった1人がルールを破るだけで,たくさんの人に深いきずが残ることを改めて感じました。みんなが笑顔でいられる世界になったらいいなと思います。