実験はやってみなければわからない!
本日、6組の理科で「ダイラタンシー」の実験を行いました。「ダイラタンシー」とは、簡単に言うと、ゆっくり触るとドロドロなのに、素早くたたくと(力を加えると)固くなる現象です。今回は、400gの片栗粉に200mlの水を加えて作りました。まずは、おにぎりを作るように力を加えて丸めました。片方の手を離した瞬間、丸く固まっていたものが、指の間から滝のように流れ落ちました。次に、ゆっくり手のひらを入れてみました。普通に入ります。ところが、思いっきりパンチをすると、液体に見えるのに、拳は中に入っていきません。次に、スーパーボールを液面に乗せます。半分くらい沈んで終わりです。しかし、斜めから思いっきり液面にたたきつけます。そうすると、床の上と同じように、跳ね返ります。
最後に、3人分の液体を合わせて、2人が入れ物を押さえ、もう一人が入れた手を勢いよく抜く実験をしました。そしたら、手がなかなか抜けず、入れ物が持ち上がってしまいました。もう一度、それ以上の力を入れたら、液体だった一部分が固体となり、S君のジャージに向かって飛んでいきました。さらに、机の上に飛んでいった固体は、液体となって広がってしまいました。それを、スプーンで集めて回収しようとしたら、力が加わるので、固体に変わって、なかなかきれいにすることができませんでした。動画をお見せできるとその様子がよくわかるのですが、無理なので、写真を紹介します。下の「ダイラタンシー.pdf」をタップ(クリック)してください。
文章だとよくわからなかったかもしれませんが、興味がある人は、自宅でも簡単にできますので、やってみてください。間違いなく不思議な楽しい実験です。