「しだれ桑」
本校の校門を入ると、4本の「しだれ桑」があります。これは、平成28年12月に本校の同窓会の方々が植えてくださったものです。「桑の葉」は本校の校章にも描かれています。その歴史については、「醸芳中学校校章デザインの由来」に書かれていますので紹介します。
醸芳中学校校章デザインの由来 「桑の葉」
桑折町及び伊達地方の養蚕業(蚕を卵から飼い育てて繭をとること)は、奈良・平安時代に始まり、江戸時代以降 、蚕種(蚕蛾の卵)の研究と生産で繁盛していました。安永2年(1773年)には幕府から「 奥州蚕種本場」の称号を独占して与えられ 、特に伊達崎・粟野(現伊達市)地区の蚕種は名実ともに日本一と認められ 、桑折町は半田銀山と共に大いに
栄えました。
醸芳中学校は、平成5年に桑折町大字谷地から校舎を現在の場所に新築移転しましたが、旧校舎の時代は蚕様の食べる桑の葉を育てる桑畑が多く点在していました 。醸芳中学校の校歌・校旗は昭和30年(1955年)に制定されましたが、校章は古くから地域産業の誇りとする「桑の葉」をデザインしたものです。現在は桃やりんごなどの果樹栽培が盛んになり、桑畑は見られなくなりましたが、町の歴史を忘れないでほしいという願いを込めてここに「しだれ桑」を植樹しました。
ここ3週間で、しだれ桑の姿が大きく変わっていったので、その様子を紹介します。寒かった冬を乗り越え、今まで蓄えたエネルギーを一気に放出するようなパワーを感じます。
最後の写真は、週末に同窓会の方が剪定をしてくださり、かなりさっぱりしました。これから、どのように成長していくかが楽しみです。特に、昨年植え替えていただいた一番小さなしだれ桑が、他の3本に負けないように伸びていくかに注目です。
4月13日
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